2017年5月31日水曜日

ラマダン 5日目

ケニアから、アッサラーム アレイクム。

ラマダン  5日目。

これくらいになってくると、ファスティングしてる事に何の抵抗もなくなって来ます。

あっ、がっつり外回りとかで働いている人にとっては、辛い時もあるでしょうね。。。。

自宅で、自分ペースで過ごすぶんには、穏やかです。



さて、今日は、どんなイスラーム豆知識のお話をしましょうか。。。。

昨日、過去に学んだ、"宗教と経済"の復習がてらに、ノートの書き直しをしてました。
そこから、少し抜栓しましょう。

みなさん、シェークスピアの作品の1つ。
"ヴェニスの商人"、見たことあるでしょうか?
(ロバート デニーロ主演の映画で、結構有名だと思うんですが。)
このストーリーは、元々、宗教の歴史が影響しています。

ユダヤ人であるヴェニスの商人ですが、お金の高利貸しをしてました。しかし、イスラームでは利息、利子などは禁じられてます。
そこから、嫌がられる存在になっていくユダヤの商人。。。。って流れ。

イスラームでは、利息、利子で儲けるのは禁じられてます。商売は、大いに結構なんですが。その商売をするにも、ルールを守りなさい、という訳です。
ですので、銀行預金で付いてくるわずかな利息も受け取ってはいけない、という解釈になります。
(今や、日本の銀行は、お金を預けても、利息で儲けるのは不可能に近いですけど。)
その利息や利子と言う形を、別の形としてシステム化しているのが、イスラム金融、になります。

預金者➡︎銀行にお金を預ける。(というか、投資、という感覚で預ける)
   ⬇︎
銀行はそのお金で、企業を買収する。(企業の商品など)
    ⬇︎
企業は、企業の元の所有者を含め、銀行、預金者に、買収で得たお金を、"配当金"として、各自に支払う。


この配当金が、いわゆる、"利息"の位置付けになる。

このシステムが、一般的な銀行のシステムとは違うところになる。
このシステムにより、利息を受け取っているのではなく、間に、"物の売買が成立"し、その利益を受け取る、という考えとなります。


上手く考えられてます。笑






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